苦しい恋の独り言

苦しくて悲しい毎日をやり過ごすための、悪あがきだったり反省だったり。誰にも言えない心のつぶやき。

辛さを忘れるために

お別れメールを無視されたといっても、あちらにしたら付き合ってなどいなかったわけだから返事をする義理などないんだろう。

会えなくなる時はちゃんと話すから。

何度も言われた言葉を信じて、何も言われない限りはまた会えるんだと思ってた。

でも人の気持ちってどんどん変わっていくし、もうきっと話をするのも面倒になったんだろう。

もういいや…こんな終わり方嫌だけどしかたない。

なんだか相手に失望した気がして、もう忘れようって気になった。

次の日は新しいバイトの初日だったので、仕事をこなすのに必死でほとんど彼のことは考える暇がなかった。

平日は仕事をしてるのだけど、もう振られるんだなって予感がしたので土曜に違うバイトを入れておいたのだ。

今まで土曜も日曜も誘われたらいつでも会えるように予定をあまり入れたくなかった。

友達との約束をドタキャンしたこともある。

彼にドタキャンされて悲しかったのに、自分は大事な友達に同じことをしてた。

でももう土日を空けておく理由もないし、かといってしばらくはどこにも出かける気分になれそうもない。

だけど家に閉じこもってたら1日スマホを手放せずぐずぐず泣いてしまいそうな気がする。

それならいっそ働いて忙しくしてようと思って始めたバイトだが、久しぶりに体を動かしたせいか気分がハイになって少し辛さを忘れられた。

お別れメールを無視されて今

いま現在の状況は、相手から連絡が来なくなり耐えきれなくなった私がお別れメールを送る。

それを無視されちょうど1週間目。

先週の土曜の深夜に最後のつもりでメッセージを送って私としてはそれで気が済んだ…

はずだった。

自然消滅にされてしまうのなら、せめて自分の気持ちだけでも伝えたいと思ったから。

それに何か区切りをつけないとずっと待ち続けてしまうと思ったから。

返事は期待してないつもりだった。

あっちにしたら私から言いだしてくれてラッキーなはず。

「了解。今までありがとね」くらいのメールはくれるだろうと思ってた。

だけど何も返事はなかった。

お別れメールなんだからあっちがどう思おうともう関係ないのに、返事が来ないことに私はかなり動揺してしまった。

もう返事もしたくないほど嫌われてた?

仕事がすっごく忙しくて返事どころじゃない?

私から言い出したから怒ってる?

もしかして別れたくないとか⁇

お得意の妄想がまたぐるぐるしだして、後悔が湧きあがり、何がなんでも今の彼の気持ちを聞き出したくなる。

お別れメールをしてさっぱりしたはずが、モヤモヤと辛さはどんどん膨れ上がっていく。

「返事がないってことは了承したってこと」とこのまま受け入れるのが一番いい。

きっと後々の印象もその方がいいだろう。

それはよくわかってる。

でもそうしたらまたずっとモヤモヤを抱えてかなきゃいけない。

とにかく何か一言、それが冷たい言葉でもどんな言葉でもいいから、ひとこと欲しかった。

それをもらわないと前に進めない気がした。

かっこ悪いのは承知でもう一度メールを送った。

「お別れメールにスルーって寂しいよ。

何か言って欲しいな」

結局このメールも無視されて本日3日目。

それがあなたの私への気持ちであり、態度なんだね。

5年もいたのに、別れの言葉すらくれないんだね。

最後まで私の思い通りになんてならなかった男だな。

自然消滅の後の出会い

前に大好きだった人と音信不通のまま自然消滅になったとき、なかなかそれを受け入れることができなかった。 私がこんな思いをしながら待ってるのに、あっちが普通にテレビを見て笑ったり、友達と遊んだり、いつも通りに過ごしてるなんて思いたくなかった。 私の妄想はついに、彼が事故で意識不明になり病院で昏睡状態に違いない、というところまでいった。 でも心では受け入れられなくても、頭の冷静な部分では、彼はもう私を忘れて普通に暮らしていることをわかってた。 どうやらもう戻ってこないらしい。 それがわかると、私は自分を立て直すのに必死になった。

相手が「うまく別れられた」とほくそ笑んでいる気がして、落ち込むことすら悔しかった。

でも1人でいるのが耐えられないほど不安で寂しくて、それをごまかすためにSNSで色んな男性とメールのやり取りをした。 その時の私は誰でもいいから寂しさを埋めてくれる人が欲しかった。

その中の1人となんとなくご飯でも行こうという話になり実際会ったのだが、あまりにも自分の好みのタイプだったので驚いた。 ルックスや服装、好きな映画や本。 食べ物の好み。 話せば話すほど共通点があって話題が尽きなかった。

初めて会った日に何時間も話し込み、すっかり心惹かれてしまった。 こんな楽しい人に出会えるなんてまるで音信不通にされた引き換えのご褒美みたいだ。

かっこよくてオシャレで話も面白くて、きっとモテるんだろうな。

今まで付き合えたことのないようなそんな人から遊びに誘われることが嬉しくて、

そして何より前の痛手を忘れたくて自らその人にのめり込んでいったんだと思う。

きちんとした言葉ももらわずにデートを重ね関係が深くなることが、後々自分を傷つけることになるって普通ならわかるはず。

でもあの時の私は関係性を確かめることで、その人とのつながりが切れることの方が怖かった。

とにかく会って楽しければそれで良かった。

音信不通の思い出

音信不通。

自然消滅。

たった4文字の言葉なのに、経験した人または今その真っ最中の人にしたら、心をえぐるような言葉だと思う。

私も音信不通や、自然消滅を経験するまでは「返事がないのが返事でしょ。察してあげなきゃ」

「しょせんそれだけの関係ってことだよ。執着するだけ損」と思ってた。

でも前の相手に音信不通にされたとき、その苦しみのすごさを知った。

人って悲しいとか苦しいとかたったひとつの負の感情ですら持て余す。

音信不通にされるとそれらがいっぺんに押し寄せ、それに希望がせめぎ合うからやっかいだ。

連絡のこない間、毎日毎日暇さえあればネットで「音信不通」「自然消滅」のワードで検索しまくり、自分と同じような悩みや、恋愛サイトの音信不通対処法を読み漁った。

でもそこに書かれていることは色々で、「時々彼を気遣うメールを送りましょう」だったり「最低半年は沈黙期間を置くべし」だったり「もう別れたつもりで出会いを探しながら待った方が復縁しやすい」だったり。

待つメドも1ヶ月、半年、1年。

中には数年して復縁しました、なんてのもあり、いったいどんなふうにいつまで待てば良いのかもわからなかった。

その彼とはその前にも1ヶ月くらいの音信不通のあとに復活して、その後とても仲良く過ごせていたので、今度もまたそのうち連絡あるだろうとタカをくくってた。

むしろまた来たな、と余裕で音信不通を受け止めてた。

でも数ヶ月連絡が来ない時点でさすがに不安になり焦りだした。

期間をあけて数回メールしたけれど、結局返事は一度もなくそれっきり。

最後に会ったのは彼の好きなバンドのライブに一緒に行ったとき。

次会う約束もしていつものように「またね♪」と彼の部屋を後にした。

どれだけ思い返してもきっかけらしきものはない。

生きてるのか心配になりアパートの様子を確認しに行った。

駐車場には彼の車もあり部屋にも電気が付いている。

「あのドアの向こうにいるんだよな…」

近いのにすっごく遠い。

なんでドアの前に立ちピンポンを押せないんだろう。

少し前までは満面の笑顔でドアを開けてくれた彼のいる部屋がそこにあるのに、近づくことすらできなかった。

建物の影からストーカーみたいにこっそり覗いてる自分が情けなくて、そしてしっかり生きてるのに連絡ひとつくれない彼に失望して泣きながら帰ったのを覚えてる。

それからたっぷり1年引きずって、誕生日や正月にはメールが来るかもと期待してがっかりして、前向きになったり落ち込んだりを繰り返した。

いつの間にか後頭部に大きな円形脱毛ができてて、その毛が生え揃った頃にようやく諦めがついた。

あのときの辛さや苦しさを思い出すと自分が気の毒で今でも泣けてくる。

でも諦めたとはいいながら私は本当の意味で立ち直ってはいなかった。

ただ次の依存先を見つけただけ。

それが今の自然消滅の相手だ。

今思えばあのときどんなに寂しくても1人で立ち直るべきだった。

それが今の苦しさの元凶だ。

お別れメールの返事も来ない

悲しかったドタキャンから2週間過ぎて、さすがにそろそろ連絡くるだろうと思ってた。

いつも連絡くるのは真夜中だったから、枕元にスマホを置いて眠りにつく。

あの着信音に起こされるのを期待して。

でも月曜、火曜、水曜と待てども連絡は来ず…この辺りから私は安定剤無しで過ごせなくなった。

前にもし会えなくなる時は必ずちゃんと言ってね、自然消滅にはしないでねと言ってあった。

大丈夫、その時は絶対にちゃんと言うよっていつも笑ってた。

過去に音信不通の別れを経験してその辛さを知ってたから、自然消滅だけは絶対に嫌だった。

だから彼から直接言われるまではまた会えるんだ、大丈夫だと思いたかった。

でもこの長らく会えてない状況。

その間もまったく来ない連絡。

これってやっぱり自然消滅したいんだなぁ…としか思えない。

あちらにしたらもう会わないって告げる理由もないけど、もう積極的にこの関係を続ける気もない。

最後通告が無いってだけで、実質もう終わってる。

まだ続いてるって気持ちでがんばってるのは私だけ。

もしまだ彼が私と会う気があったとしても、1ヶ月に1度すら会えるかどうかもわからない、その間の連絡すらままならない。

それでもがんばれるの?

もうこんなにボロボロなのに、それ以上待てるの?

もう無理。

もう待つのは無理。

心底そう思った金曜の夜、お別れのメールを打ちかけたけど、今はきっと飲み会だろう。

もう一晩だけスマホを握りしめて眠って

次の日の夕方メールした。

無事送信できたことにホッとして(受信拒否されてるかもと思った)

自分の送った文面を眺めてたら涙が止まらなかった。

書いたのは「連絡ないからもうわかったよ。

楽しい時間をたくさんありがとう。

会えて良かった」

なんだか重いなって思ったけど、なんて思われてももういいや。

伝えたいことはもっとあるけど、自己満足だから、これでも短くしたつもり。

その時はあさはかにも、きっとあちらからもお別れの返事がくるだろうと思ってしまった。

だからお別れメールであっても彼からの久しぶりのメールが来るんだ!と楽しみでさえあった。

でも現実はそんなに甘くなかった…

ドタキャンされてさらに連絡無し

3週間ぶりの楽しみにしていたデートがドタキャンになり悲しかったしショックが大きかった。

だってまた次いつ会えるかぜんぜんわからない。

ほんとに体調不良なのかな、という思いが湧いてしまう。

疑えばきりがないし、確かめようもないけど勘っていうのかな。

なんかそんな気がしてしかたない。

体調を気遣うメールを送ったけれど、内心疑っている自分が悲しい。

でも嘘ついてドタキャンされたってことはほぼ当たってる気がして。

そのあとのメールのやり取りで、さらにそれを確信してしまって。

もう私からメールをするのはやめよう。

もしドタキャンがほんとに体調不良なら、元気になったら連絡くれるはず。

それまで待とう。

その時は1週間もすれば連絡くるかな、と思ってた。

いまあの日から2週間。

連絡いまだ無し。

楽しみにしてたのにな…

10月に会えた時、次いつ会えるか不安で無理矢理次の約束を取り付けた。

「えー、予定わかんないよー」と笑ってごまかす彼にそれでも無理矢理日を決めてもらった。

3週間後の日付を聞いてホッとする。

最近1ヶ月以上会えない時があって、すごくきつかったから3週間ならがんばれる、と思った。

私と会ってる間もひっきりなしに誰かとラインしていること、その画面にチラッと見えた女のコの写真。

気になるけど、また会えるならそれでいいと見なかったことにする。

だいいち私には彼が何をしてようと責める権利なんてないから。

それからの3週間は会う日が決まってる安心感で穏やかに過ごせた。

それまでにまた美容院に行って髪をカットしよう。

普段は気の乗らない仕事関係の集まりにも機嫌よく参加した。

やっと明日会える…

待ちかねた日の当日、朝早く起きて髪を巻いたり丁寧にお化粧して出かける準備をした。

少し早めに出て待ち合わせの近くでゆっくりお茶でもしようと家を出て電車に乗った。

そしたら彼からメールがきたので、いつも寝坊だから時間変更かな?と思いながら見た。

「ごめん、起きたら体調悪い…今日は寝てるわ…」

えー⁉︎うそでしょ?

私こんなに楽しみにしてたのに…

でも体調不良ならしょうがない。

「気にしないで。ゆっくり休んで^ ^」と返した。

でも楽しみにしすぎた分のショックは大きかった。

せっかく出てきたからぶらぶら買い物したけど、悲しくて仕方なかった。